一二三のチカラは人財力!
水と空気と人をテーマに社会貢献活動を
堂々宣言する設備会社社長。
株式会社一二三工業所代表取締役
一二 健夫 さんに学ぶ
所在地大阪府大阪市
社長の事業定義
社会課題解決のコミュニティ創り業
- #給排水設備
- #空調設備
- #地域見守り隊
- #ひふみん
- #障がい者サポート
- #世界ポイ捨て吸い殻アート協会
- #パイプパズル
- #宝木社中
- #経営実践研究会
一二 健夫 さんのココに学びたい
- 水と空気と人「当たり前」に「ありがとう」
- 「社会貢献活動始めました」と本気で宣言!
- 世の中を根本的に変えるには全国へ広げることが大切。
会得のヒント
創業の原点は広島の原爆ドームにあり
先祖の想い、徳を学び継承する。
Movie
「大切にしている言葉」
-
一つのエピソード
悲劇を心に刻み、社会と人が生きるために。
祖父が選んだ創業日は、昭和30年の12月7日、太平洋戦争の真珠湾攻撃と同じ日。そして会社設立日は、昭和34年8月6日、広島原爆投下の日だ。祖父は当時、建設省中国四国土木事務所職員だった。そしてその事務所があったのが、あの広島原爆ドーム。祖父は鳥取出張所にいたので原爆の難を逃れたが、職員全93名中52名の方が亡くなられた。広島で水を求める多くの人がいたこと、これが祖父の事業の原点。水の仕事を、大阪で始めることになる。
-
成し遂げたこと
すすんで始めた社会活動の輪が、仲間と共に世界に拡がる。
一二が最初に始めたのは、会社周辺での地域清掃活動。一人で始めたことが、次第に社員が加わり、一二三工業所の地域貢献活動が次々と始まっていく。今では、「世界ポイ捨て吸い殻アート協会」として全国に広がる活動になったり、一人暮らし高齢者の見守り活動を住之江区と協定したり、障がい者の職場体験を受入れ採用、大阪府の障がい者サポートカンパニーにも登録された。子ども食堂への支援、水の啓蒙活動や第1回福祉未来価値創造大賞の大阪府知事賞を受賞、また未来創造企業認定を受けるなどその活動は多岐に及んでいる。
一二健夫さんの想いを読み解くキーワード
-
1
資本金9600万円は祖父が自身の退職金を出資し倍増。
- ● 祖父がよく言っていた「資本の蓄積」・「人財育成」が重要だ。
- ● その祖父は、父の経営に口出しすることも多かった。
- ● 一方父は、一切口出しせず34歳で事業継承。
-
2
天明茂先生の勉強会(人間力大学校立命塾)へ、東京まで出かけて受講。
- ● せっかく聞けると思っていた講演会で、まさかの居眠り「これは!行かねば!」
- ● 創業者の祖父、2代目の父、母方の祖父の、想い・志・考え方を探る。
-
3
「水」は世界の問題。
- ● ここ住之江は、水をテーマにできる街(住吉大社、大和川、大阪湾…)
- ● 雨水活用、地域防災対策、産学連携、NPO・NGO支援など、様々な活動に取組む。
- ● 日本は、水で世界に貢献できる。
-
4
採用活動における多くの学び。
- ● 自社のことを考え、自社にとっていい人材を、と考えていた時はうまくいかない。
- ● 採用した社員の事を考え、社員の成長のことを考えるようになるとうまくいく。
- ● 社員みんなでやろうという空気感が全社にできてきた。
-
5
経営理念に「すべての方々に」と入れたのは自分なのだから・・・。
- ● この言葉を入れた以上、積極的に推進していく必要がある。
- ● 自分のため、会社のため、そして社会のため、が一体化している。
一二 健夫 さんの哲学
「喜んでいただくこと」
よろこびつなぎ、よろこび守る、そしてよろこび育む
Profile
一二 健夫(ひふ・たけお)
- 1981年
大阪市生まれ
- 2004年
関西大学卒業後大手設備工事会社に勤務
- 2013年
祖父の創業した一二三工業所入社
- 2015年
代表取締役就任
- 2019年
第1回未来創造企業認定
Recommend
税理士法人
エンパワージャパン
代表税理士
穂坂 光紀さま
推薦人さまからひと言
大阪市住之江区にて60年以上にわたり地域に貢献し続けてきた創業者の意志を引き継ぎつつ、常に己の高みを目指し研鑽を続ける一二社長の誠実で実直な姿勢は関わる人たちにいつも感動と勇気を与えてくれます。地域のために日本のために全力で邁進する一二社長をこれからも応援したいと思います!
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
祖父の創業の精神を大切にし、また父の事業スタイルをうまく継承しながら、独自の道を開拓し続け、かつ全国に様々な活動を広げようと取り組んでいる、視座の高い社長です。小さなことから始め、それを多くの人を巻き込みながら大きく展開にできるその構想力は、本当に素晴らしいと思います。福祉事業、教育事業とまだまだ広がりそうです。
こんな方にはぜひお薦めです
- 自社の事業を通じて社会貢献活動に取り組みたいと考えている会社社長
- 地域貢献活動、社会貢献の在り方、自分たちには何ができるのかと悩む企業幹部