「社会課題解決につなげる“社労士”」
元ピアニストは、東洋思想をベースに
中小企業の社長の伴走者として快走中。
良知経営研究所代表
社会保険労務士法人名南経営相談役
小山 邦彦 さんに学ぶ
所在地愛知県豊川市
社長の事業定義
自社の進化と共に社会課題を解決していく企業の支援業
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小山 邦彦 さんの
学びのキーワード
小山 邦彦 さんのココに学びたい
- 士業として企業の社会課題解決を支援している。
- 日本人としての誇りと自信、
誰もがその良きDNAを継承している。 - 人事評価制度が真の意味を持つための思想と方法論。
会得のヒント
経営者も、士業の先生も、
無意識に人を支配(マウンティング)する。
これは私も同じだった。
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
心が共鳴することに従うこと。
小学校の頃からエレクトーンを学んでいた小山は、広島大学在学中にジャズクラブなどでピアノを弾き、セミプロとして収入を得ていた。聴いている人に幸せな気持ちになってもらうこと。これが本当に楽しかったという、小山の本性は、やはりミュージシャンなのかもしれない。また父の死をきっかけに般若心経に興味を持ち、ラマ僧の下で10年ほど宇宙の真理(空と色)を修行するという経験も。その後も、日本に軸足を置いた東洋思想やインド哲学を学ぶ。興味関心の広さはまさに宇宙大だ。
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成し遂げたこと
人の心に寄り添う“労務”で、人間学の原点に至る。
大学卒業後、社会保険労務士という資格を知らなかった小山。税理士にでもなろうと名南経営に入社するも、労務部門へ配属となり3年で部門トップとなる。「上が辞めたから」と小山は言うが、1985年から2016年の約30年間代表を務め、労務部門の売上は10倍かつ高付加価値化の成長を遂げる。今では相談役として、若手社員に東洋思想(陽明学など)をベースにした士業として在り方から、西洋知見に基づくスキルまで指導している。
小山 邦彦さんの想いを読み解くキーワード
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1
人事評価制度を作ってきてわかったこと。
- ● コントロールする、効率的に働かせる、やる気を持たせる… これらすべて間違いだった。
- ● これらは「分断」を助長する発想に陥る。その先に経営者も従業員も幸せな職業人生はおくれない。
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2
人はなぜ辞めるのか?
- ● 要は“絶望する”から辞める つまりこれは経営者の責任。
- ● 私自身も経営者であり、社労士でもありながら、20年間、この課題には対応できていなかった。
- ● 自分の弱みを見せられるようになり、かつ東洋思想を学ぶことで変わってきた。
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3
小山家は一度絶家した家。それを4代前の高祖父が再興。
- ● 一族ではない近隣の人が、娘に養子をとらせて小山の家を再興してくれた。大恩人である。
- ● この高祖父の徳(古き良きもの)を、如何に次世代へつなげるかが私の使命。
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4
東洋思想をベースとしたリベラルアーツ社員教育とは。
- ● リベラルアーツとは、人が生きるためのベースとなる思想や知識、マインド(OS)。
- ● 具体的なスキルやノウハウは、そのベースの上に乗っかるアプリケーション的なものだ。
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5
今の立場は、コンサルタントでも先生でもない。
- ● 問題が起きている現場に入って一緒に考え、経営者と従業員を繋いでいく仕事。それが増えている。
- ● あえて言うなら、「ファシリテーター」か「伴走者」。教え導く、という立場は捨てた。
小山 邦彦 さんの哲学
自利利他(じりりた)
●この宇宙の幸せは、己を含むすべての幸せと共にある。
●宇宙や大きな魂を意識し、全てがつながっている
(万物一体の仁、草木国土悉皆成仏)ととらえる。
Profile
小山 邦彦(こやま・くにひこ)
- 1956年
愛知県豊川市生まれ
- 1982年
広島大学法経学部卒業
- 1983年
名南経営入社
- 2016年
良知経営研究所 設立
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労務管理事務所
フォージョウハーフ
代表
日比野 大輔さま
推薦人さまからひと言
近年、社労士には行政手続の代理にとどまらず、ヒトの専門家として期待されます。30年前、社労士にそんなイメージはなかった。小山さんは社労士としてご自身が人事や組織開発の第1人者になられた。何より、業界にたくさんの後進を育てられた。数年前の全国社労士会ポスターのキャッチコピーが「人を大切にする。当たり前のことが当たり前であるように」。この20年で小山さんがつくられた未来に思います。私は社労士の仕事に誇りを感じます。小山さんのお陰です。
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
自身の事務所経営者として経験で、50歳まではダメだったんですと正直におっしゃる。「なぜこれができない!」、「なんでこうしないの?」と、部下を駒のように考えていたという。様々な東洋思想の学びを通じて自身の在り方の問題に気づき、それを活かして企業の支援活動をしている今の小山氏は、経営者の真の伴走者と言える。
こんな方にはぜひお薦めです
- 自社のパーパスや人と組織の進化について、学び活かしたいと考えている経営者。
- 会社の進化と社会課題解決の両立を模索している経営者。