100年企業の「風土改革」を成し遂げ、
ISOWAビトの魂を熱く燃え上がらせた
4代目国際派社長「英之さん」
株式会社ISOWA代表取締役
磯輪 英之 さんに学ぶ
所在地愛知県春日井市
社長の事業定義
世界の段ボールビトを幸せにする業
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磯輪 英之 さんのココに学びたい
- 「なぜ会社は変われないのか」
この本から始まった風土改革。 - 磯輪家の会社から、社員みんなの会社へ。
- 「世界の段ボールビトを幸せに」新たなるビジョンで
次の100年に向かう。
会得のヒント
「会社の氷山モデル」
組織、仕組み、制度など、見えるものは氷山の上部
下の部分、会社の風土・体質を変えないといけない!
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
このままではいけない、という危機感。
祖父が創業し、父が東南アジア、そしてアメリカ、ヨーロッパへの進出果たし、技術供与するまでに成長したISOWAブランド。しかし英之の目には、技術開発で先頭を切って走る父である社長と、それをいかに早く、忠実に処理すべく、捌くだけの社員にしか見えなかった。このままでは『技術のISOWA』としての将来性に問題があると強く感じる英之だった。
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成し遂げたこと
氷山の下を耕す。自分たちでも会社を変えていける。
ISOWAの経営理念は「世界一社風のいい会社をつくろう」だ。風土改革を決意した英之社長と社員たちが20年にわたって取組んできた様々な社内活動、社内用語がある。「i-up運動」、「定時後ミーティング」、社長ブログ「磯輪日記」、「だんこら」、「社楽」、「i機」、「ISOWAストリート」、「ダンレボ」、「みんきゅう」、等々数え上げればきりがない。これらの成果が風土改革、いい人材の採用、ISOWAらしい、ISOWAにしかできない仕事に繋がってきた。その結果が、「中部IT経営力大賞」「日本で一番大切にしたい会社大賞」、「優秀経営者顕彰」など受賞にもつながっている。
磯輪 英之さんの“想い”を読み解くキーワード
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1
自身の生きる方向性は経営者になること、これが全ての判断基準。
- ● 世界を飛び回る父を見てカッコいいと思っていた。
- ● 大学の選定理由、就職先の選定理由も「社長になるために何がベストか?」
- ● 大学を1年休学して自社の米国技術提携先へのインターン留学も、自分で考え、頼み込んだ。
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2
社長の仕事とは何か?
- ● 戦略作りと「社員がイキイキ働ける職場環境創り」これなら自分にもできる。
- ● 父にはそんなことは仕事ではないと言われていた!
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3
風土改革とビジネスを繋げる。
- ● 「風土改革で会社の製品・サービスは良くならない」という声を、時間をかけて覆す。
- ● お客様へのお役立ち!「現場の星育成支援」
- ● 他社ではできないコトができるようになってきた。
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4
アメリカ法人もISOWAらしい会社にしたい!
- ● ISOWA Americaで言われた「最初はヒデユキの言うことがさっぱり理解できなかったが、少しずつ理解できるようになってきた」
- ● 営業マンのコミッションを廃止して、アメリカでもチームで動く会社にしたい。
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5
新卒採用希望者に言いたいコト「ハウスとホームの違い」理念共感型採用。
- ● 会社を分析してスペック化すれば、それぞれのスペック単位で検索できるが、それは器でしかない。
- ● 会社には人がいて、文化があり、社風、理念がある。会社は器ではなく、中身の綜合である。これは会社に入ってみないと分からないけど、就活時に少しでも時間軸を延ばして想像してみて欲しい。
磯輪 英之 さんの哲学
本当に腹落ちしたことしか言わなければ、
絶対に「ブレない!」言ったことを必ずやる。
そしてそれをブレずにやり続ける。
Profile
磯輪 英之(いそわ・ひでゆき)
- 1955年
名古屋市生まれ
- 1974年
一橋大学 入学
- 1978年
大学を1年休学して米国Koppers Company, Inc.へインターン入社
- 1980年
卒業後、株式会社トーメン 機械第一本部入社
- 1985年
株式会社磯輪鉄工所 入社
- 2001年
株式会社ISOWA 代表取締役就任
Recommend
株式会社タカオカ
代表取締役
高岡 聡さま
推薦人さまからひと言
磯輪社長が風土改革を本格化させた頃『会社に満足していない社員が顧客を満足させる事は出来ない』この言葉に感銘をうけました。世界一社風のよい会社を目指す社員さんが語る自分語りは本物です。その人たちがつくる機械には心や思いが感じられ、使い手側の私たちに安心感を与えます。これからどんな進化が見られるのかすごく楽しみです。
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
企業訪問を共にしたある社長は、「こんな人がいるとは!涙がでました」とおっしゃった。確かにそうだ。売上利益とかもちろん素晴らしい成果を出しておられるが、そんなスペックだけでこの会社を簡単に語ることはできない。見えない氷山の下に積み重ねてきた層が会社の風土になるという事がよくわかる。
こんな方にはぜひお薦めです
- 「なぜ会社は変われないのか」柴田昌治著を読み、自社も本気で変えたいと思う社長
- 企業のガバナンスと共に、ファミリーのガバナンスを重視するオーナー経営者