“ありがとう”は魔法の言葉!
地域に密着した葬祭サービス業の
魅力あふれる社長は
「しあわせ社会の創造」をめざす。
株式会社 八光殿代表取締役社長
松村 康隆 さんに学ぶ
所在地大阪府八尾市
社長の事業定義
葬祭サービス業
- #お葬式
- #地域貢献
- #儀礼文化
- #感動葬儀
- #八尾
- #アドプト・ロード
- #ギネス世界記録
- #河内音頭
- #クレド
松村 康隆 さんのココに学びたい
- 地縁・血縁が薄れていく時代に、
「縁」を大切にした「葬送儀礼文化」を継承する。 - クレドの制定に2年
元リッツカールトンの林田氏から指導を受ける。 - 故人を偲ぶため葬儀に創意工夫を凝らす
「感動葬儀」。
会得のヒント
葬祭サービス業は究極のサービス業。
そして、サービス業は本来、
社内顧客(社員)の満足が一番大切。
社内顧客満足があって初めて顧客満足がある。
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
尊敬している「両親の教え」
「葬儀屋の子」と職業差別を、幼稚園の頃から経験してきたという松村。今社長として経営できるのは、母の口癖「感謝せなあかんで!」のおかげだと言う。「母は、年間300日はお通夜に行っていた。母は家族と社員の食事をつくり、夜勤の人にパンと牛乳を準備して、会社の仕事、家のこと、地域のこと、どれもパーフェクトにこなしていた。」「母のお通夜には父よりも多い1500名の人たちが来てくださった。」と松村は母を偲ぶ。
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成し遂げたこと
地元で生かされ、地元にお返しする。
松村は幼稚園、小学校、中学校そして高校とすべて八尾市内の学校へ通学。大学もすぐ隣り町だ。これは父の教えだったという。「将来ここで会社を継ぐ気があるなら、地元の学校へ行きなさい」と言われたそうだ。その後も地元八尾で様々な地域青年活動に参加し、JCでは理事長を務めた。また実行委員長として2年間の準備期間を経て、「八尾河内音頭」まつりで平成29年にギネス世界記録に挑戦し、伝統的衣装で2872人が同じ踊りを5分間踊る新記録を樹立した。
松村 康隆さんの“想い”を読み解くキーワード
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1
クレド勉強会の効果。
- ● 社員がその場で判断できる=それが八光殿の評価につながる。
- ● 「家族にありがとうを言うと、家族が変わってきた」と社員が言う。
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2
新卒社員採用に積極的に取組む。
- ● 若い人には様々な体験、経験を積んでもらいたい。
- ● 入社後の社長研修 人生の目的と目標を定めてもらう。
- ● 新入社員研修担当が、1年間しっかり教育する。
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3
地域貢献活動に積極的、精力的に取組む。
- ● 毎朝の地域清掃活動をはじめ、アドプト・ロード、アドプト・パーク、アドプト・リバー 地域へのお返し。
- ● 地域防犯 ひったくり日本一の八尾の汚名返上。
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4
新しい仕組み、取組み。
- ● 日本全国でも数少ない日勤社員、夜勤社員制度で長時間労働の改善。
- ● 父の葬儀会館建設、自身もIT化を推進。
- ● 日本全国の葬儀会社の後継者を研修生として受入れ。
- ● 全国で葬送儀礼文化の継承に貢献する。
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5
健康でないと社長は務まらない!
- ● 妻から勧められ、毎朝の黒酢とスムージーは欠かさない。
- ● 人の笑顔が、自身の活力源になる。
松村 康隆 さんの哲学
「逆ピラミッドの意識をどれだけ持てるか!」
社員に生かされている、ご協力会社様に生かされている、地域の人に生かされている。
Profile
松村 康隆(まつむら・やすたか)
- 1964年
大阪府八尾市生まれ
- 1987年
近畿大学理工学部卒業後京都公益社入社
- 1987年
中河内葬祭有限会社入社
- 1993年
中河内葬祭有限会社専務取締役就任
- 2009年
株式会社中河内葬祭 代表取締役就任
- 2012年
株式会社八光殿設立 代表取締役就任
- 2016年
八光殿ホールディングス株式会社設立
代表取締役就任
Recommend
株式会社 日本産業推進機構
代表取締役社長
津坂 純さま
推薦人さまからひと言
松村社長とのご縁は八光殿グループとの資本業務提携のご検討の際でした。とてもチャーミングな方で、葬儀を通じた社会貢献について、真摯かつ熱い思いを持たれていて、儀礼文化を重んじる姿勢や故人様を心から偲ぶことのできる葬儀作りには大変感銘を受けています。また、従業員を大切にされ、人望が厚く、思いやりに満ちた魅力的な方です。
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
東日本大震災で亡くなられた方たちを弔うためのボランティア活動を続けられた。松村社長だけではなく、多くの社員の方が賛同し、東北に通われた。その新聞記事を私は忘れられない。「死」と向き合う事は「生きる」ことを真剣に考えることにつながるのだろう。これからの松村社長の生き方、経営を注視していきたい。
こんな方にはぜひお薦めです
- 会社にクレドを導入したい、クレドを社員育成に活かしたいと考えている社長
- 地域に生きる、地元に貢献するとはどういうことか具体的に知りたい企業経営者