「旅好きが選ぶ!日本の動物園・
水族館ランキング2018」ランキング1位
理念経営を実現する人気テーマパーク
3代目社長。
株式会社 アワーズ代表取締役社長
山本 雅史 さんに学ぶ
所在地本社:大阪府松原市
テーマパーク:和歌山県白浜町
社長の事業定義
動物をパートナーとして幸せを創る業
- #アドベンチャーワールド
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- #トリップアドバイザー2018・ランキング1位
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山本 雅史 さんのココに学びたい
- 祖父、父は自分のヒーローであり、
とてつもなく大きな存在。 - 入社以来、自分には何ができるのかと悩み、
考え続けていた。 - 社長業は20年と決めている。
「理念経営」があるから大丈夫!
会得のヒント
そもそも、お客様のことを考える
あきんど・商売人になりたかった。
自分自身の大切なコト、生きる目的、
そんなこと考えてもみなかった。
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
自分と同時期に誕生し、まさに人生とシンクロするテーマパーク。
和歌山県白浜町にある「アドベンチャーワールド」。動物園、水族館、遊園地を併せ持つ日本唯一のテーマパークを運営するのが、山本の経営する株式会社アワーズだ。
アドベンチャーワールドの開園は昭和53年、山本が生まれた翌年である。開園当初は「ワールドサファリ」という名前でまったく別の会社が運営していたが経営不振となり、建設会社を経営していた祖父が引き取り、経営を引き継いだのだった。山本にとっては子供の頃から何度となく家族で訪れた思い出の場所でもあり、また家族内での会話もついつい園の経営に関する事が多くなっていた。それゆえ山本自身が、ほぼ同じ年のアドベンチャーワールドの“一番のファン”を自認している。 -
成し遂げたこと
従業員がやりがいをもって、活き活きと働ける場を創る。
山本が社長就任時、真っ先に取組んだのが新社屋の建設だった。それまでは各部署の事務所がばらばらで、社員同士顔を合わす機会も少なかったという。社員全員がコミュニケーションをはかれる空間、違う部署の社員同士が関わり合えるワンフロア・オフィスを創る。プロジェクトメンバー達が考え出したアイデアは当初の予算を超えるもの。反対の意見もあったが、社員が成長し、未来を創るためには必要だと判断した。完成したオフィスは2018年第31回日経ニューオフィスの近畿ニューオフィス推進賞を受賞した。
山本 雅史さんの“想い”を読み解くキーワード
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1
多くのセミナー、勉強会に参加、そして「理念経営」に出会う。
- ● 自分自身の判断基準、人生の目的、自らの存在意義を問われた。
- ● 自身が大切にしたいことを明確にせずして、何が会社の理念か!
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2
アワーズに関わる全ての人が幸せでないと意味がない。
- ● 不平不満、人のせいにすることは絶対にダメ!
- ● トリプルウイン!3つのスマイル!誰もがキラボシ!
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3
好きを仕事にするということ?入社を希望する人は多い!
- ● 動物の死を受け入れ乗り越えられるのか?価値を提供できる側になれるのか?
- ● 成長するためにはゼネラリストを目指してほしい。視野を広く持って欲しい。
- ● グループ内の人事異動、人事交流も盛ん。
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4
「麗しの我が家」新社屋建築プロジェクト。
- ● 社長就任後の最初の取り組み。理念を深化させ、理念を活かす。
- ● 建物を活かす様々なアシスト制度。使い方はまだまだこれから。
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5
組織が成長できる仕組みをつくる。
- ● 組織横断のプロジェクトや委員会がいっぱい。
- ● リーダーも挙手制で、毎年変える。経験してみる。
- ● 社員一人ひとりが自ら考えて行動できるよう仕組みを創る。
山本 雅史 さんの哲学
変化しないと成長はない。
自分で変化しようと取り組まないといけない。
経営者は、その仕組みを創り、
仕組み自体も常に変えていかねばならない。
Profile
山本 雅史(やまもと・まさし)
- 1977年
大阪市生まれ
大学卒業後祖父が創業し、父が社長を務めるグループの中核建設会社に入社 - 2004年
アドベンチャーワールドの運営会社であるアワーズへ移籍
- 2015年
代表取締役社長就任
- 2020年
ダイヤモンド経営者倶楽部表彰
審査員特別賞 受賞 - 2021年
第11回日本で一番大切にしたい会社審査委員会
特別賞受賞
Recommend
太陽グループ株式会社
代表取締役社長
能村 祐己さま
推薦人さまからひと言
山本雅史さんは誰よりもこだわりが強く、頑固な人です。ただ、なによりも大切なのは「仲間のためならそんな自分さえをも変えてしまう、勇気ある人」だということです。社員や友人、家族への愛をいつも感じさせてくれる、山本さん。彼が描く「理念経営」という壮大なストーリーは、だからこそ魅力的なのです。
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
「もともと勝負にこだわるタイプで、負けず嫌いでした!よく見られたいとか、絶対勝ちたいとか常に考えていた時があった」と、ご自身では仰います。でも35歳で個人理念に目覚め、「今はもう悩むことは全くない」とも。若くして、自分の軸を明確にできた人は強い!
こんな方にはぜひお薦めです
- 幹部研修や社員研修旅行に絶対のおすすめ。遊びもあれば理念実践のすごい学びもある
- 事業承継で、先代からのプレッシャーに耐え、自分の新しい道を模索中の社長、次期社長