祖父の代から受け継いできた精神で
幾多の苦労を乗り越えてきた3代目社長は、
品質の高い段ボールづくりと
会社づくりにこだわる。

株式会社 タカオカ代表取締役

高岡 聡 さんに学ぶ

所在地奈良県五條市

社長の事業定義

お客様に満足頂き、従業員・地域社会・仕入先に
良き影響を与える業

  • #段ボール
  • #防災用品
  • #楽々ベッド
  • #ミルダン
  • #段ボールシート
  • #五條市
  • #楽レット

高岡 聡 さんのココに学びたい

  • 29歳「あんたがやれ!」で、社長になった。
  • とにかく、がむしゃらに、いいものを作り、
    いいものを納めてきた。
  • 51歳「あんたにやって欲しい!」で、社長になった。

会得のヒント

タカオカブランドを構築する。

Movie

「大切にしている言葉」

  • 一つのエピソード

    資金繰りに走り回り、従業員の給与カットやリストラ…、地獄から這い上がる。

    前社長の父が脳梗塞で倒れ、何もわからぬまま社長に就任した高岡は、それまで決算書を見たことも、借金がいくらあるのかも知らなかったという。その後、デフレやリーマンショックで多額の焦げ付きが追い打ちをかける。「地獄を見た、もう二度と経験したくない」と語る高岡だが、自己資本比率40%以上を目標に努力を重ね、すでにその目標は達成された。

  • 成し遂げたこと

    苦労の積み重ねだけでなく、先輩社長などの教えで今がある。

    若くして社長に就任し苦労してきた高岡は、同じ業界の多くの先輩社長からいろいろ教えて頂いたと語る。そして、そんな同業の後継者のいない一社からM&Aの話が舞い込む。過去一度も赤字を出していない優秀な会社だ。多くの苦労を乗り越えてきた自社とは違い、少し危機感が薄いかもと感じるその会社を本当の意味で身内の会社、永続企業に向けて共に歩む会社にしていく事が目標だという。

高岡 聡さんの秘密に迫るキーワード

  • 1

    無知だからできた?!

    • ● 「多分、今なら無理ですと言うだろう。」父の病と突然の社長就任。
    • ● バブル崩壊で債務超過、借金がいくらあるのかも知らなかった。
  • 2

    とにかく品質にこだわる。

    • ● 品物の品質は当然、それ以上に人間の品質を高めていく。
    • ● 自分たちの都合ではなくお客様の立場に立てばクレームは起きない。
  • 3

    中小企業で薄利多売はあり得ない。

    • ● ブランド品は高く売れる!少しでも高く売ることを考える。
    • ● 設備にもお金をかける。同業他社と比較しメンテナンス費も多い。
  • 4

    率先垂範 とにかく自分が行動し、自分の姿勢を見てもらう、それだけ!

    • ● 現場を知っているから、現場で社員に指示することが出来る。
    • ● 20年前、社長になった時とは全然違う会社になった。
  • 5

    「おじいさん、お父さんにはお世話になった。」とよく言われる。

    • ● 祖父、父が信用をつくってくれた。徳を積んでくれた。
    • ● 自分の力は半分もない。
    • ● 社員には家族を大切にして欲しいと常々言っている。

高岡 聡 さんの哲学

まず、従業員の満足度を上げる。
彼らが、お客様・仕入先・地域社会に満足感を与え、
いい影響を与える。その結果、自社の業績が向上する。

Profile

高岡 聡(たかおか・さとし)

  • 1969年

    東大阪市生まれ 高校卒業後船乗りに憧れ静岡県の清水商船学校入学

  • 1990年

    岡山製紙入社 3年間製紙工場で勤務

  • 1993年

    株式会社タカオカ入社

  • 1998年

    父の病により29歳で急遽3代目代表取締役就任

株式会社 タカオカ

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株式会社ISOWA
代表取締役社長

磯輪 英之さま

推薦人さまからひと言

誰もが品質第一を唱えますが、高岡社長ほど本気でそれを実践している経営者を私は知りません。製販両面の現場を知り尽くし、社員思いで、財務アタマも備えているのに、決してそれをひけらかさないジェントルマンです。

みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!

ご自身で、「自分のことを発信するのは苦手です。」と仰る。そして他に想いを寄せる人だ。例えば、3S活動もやり過ぎはよくないと言われる。「きれいにするのが苦手な人もいる、そんな人達にとって会社が居心地の悪い場所になるとマイナス面も出るかも。だから徐々にでいいんです。」と。なるほどこれが、高岡さんが20年以上やってこられた事なんだと思った。

こんな方にはぜひお薦めです

  • 事業承継を予定している若い企業幹部、様々な課題のある事業継承に悩む経営者
  • なかなか年長の社員が動いてくれない、自分の思いが伝わらないと感じる若い社長
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