介護食・治療食事業の家業を引き継ぎ
“みんながハピネス”を実現する
元プロボクサー社長。
三嶋商事株式会社代表取締役
三嶋 賴之 さんに学ぶ
所在地大阪府堺市
社長の事業定義
医療介護業界の食の向上、QOL向上貢献業
- #介護食
- #腎臓病食
- #治療食
- #ビースタイル
- #タンパク質調整米
- #みしまの御膳ほのか
- #介護食ネットスーパー
- #QOL向上
- #冷凍弁当
三嶋 賴之 さんのココに学びたい
- 業績は右肩上がり、でも「人」の問題。
- 「人」はなぜ辞めるのか?
- 理念研修は社長が担当。会社の生い立ちから話をする。
会得のヒント
理念をいかに行動に移していくか
明確化しないといけない、文章化しないといけない。
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
医療現場で、父親の仕事が命を救うサポートをしている。
三嶋は、高校時代に父の影響でボクシングを始めた。大学生の時にプロデビューを果たし、日本チャンピオンを目指していたが、ケガが原因でその夢を断たれた。そんなある日、後輩のボクサーが試合中に倒れ、入院している病院へ駆けつける。体には様々なチューブがつけられていた苦しそうな彼の状態を看護師に言うと、それは流動食を流すためのもので、絶対に外してはいけないと言われた。流動食の意味を理解し、同時に父親の仕事が医療現場で貢献していることを目の当たりにして、父の勧める流動食メーカーへ就職することを決意する。
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成し遂げたこと
ともに働く社員はファミリー、皆でともに成長する。
父の会社へ戻り3年後、父は癌で突然亡くなってしまう。三嶋が後を引き継ぐことになった会社は、母、三嶋含めたった3人の会社だった。それが、事業の成長と共に本社も2度の移転を行い、2008年にECショップ立上げ、2016年にはPB商品も展開するようになった。香港の経営者が視察に訪れるなど、海外との取引も始まった。学生インターンの受入れにも積極的に行ってきた。また医療関係者向けのセミナーを実施したり、業界のパイオニア的存在となっている。
三嶋 賴之さんの秘密に迫るキーワード
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1
最初に「人」の問題。
- ● ハローワークの存在すら知らなかった。
- ● 価値観の合わない人、採用してはやめていく。その繰り返し。
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2
母の引退を機に、経理も自分でみることに。
- ● 簿記も勉強。おかげで数字には強くなった。
- ● 現場業務をすべて社員に任せることにつながる。結果は上々。
- ● 会社全体を見る経営者本来の仕事に集中する。
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3
経営理念の大切さを学ぶ。
- ● これさえ作れば!これですべてがうまくいく!と簡単に思っていたが・・・。
- ● 額縁に入れて飾ってみたけれど、それでも人は辞めていく。
-
4
「ザッポス伝説」を読んで、実際に見学にも行ってみた。
- ● 企業理念を見直しコアーバリュー、カルチャーブックも作成。
- ● ザッポスの会社の雰囲気は真似したくないと思った。
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5
自社商品のパッケージデザインから会社全体のCI導入へ。
- ● 従来品はスペック重視の無機質なパッケージ。
- ● 選ぶ楽しさ、嬉しい気持ちを感じる「みしまブランド」
三嶋 賴之 さんの哲学
社員教育が重要。
社員とともに、
企業文化を創り上げる。
Profile
三嶋 賴之(みしま・よりゆき)
- 1973年
兵庫県西宮市出身
- 1996年
大学在学中にプロボクサーデビューするも、
ケガで引退。 - 1997年
父の勧めで新潟の流動食品メーカーへ就職
- 2000年
父の経営する三嶋商事株式会社へ入社
- 2003年
父の急死で代表取締役就任
- 2008年
ネット通販ショップ ビースタイルOPEN
- 2018年
現在の地、堺市中区へ本社移転
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人見知りのタイプ?!「5人以上、人が集まるところで話するのは嫌」という三嶋社長。とは言え、様々な勉強会に出席し、地域の勉強会を立ち上げ、社員や学生には、自身の想いを熱く語る。会社を潰さないというミッションから、大きく飛躍した経営理念を得たその軌跡は学びが多い。
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