
転機を経て、父親の会社を引き継ぎ、
さらに、立ち上げた会社を
業界トップシェアに導いた、
「ベンチャー型事業承継」経営者は、
家業の無形資産を活かす。
株式会社 カスタムジャパン代表取締役社長
株式会社 日本モーターパーツ代表取締役
村井 基輝 さんに学ぶ
所在地大阪府大阪市
社長の事業定義
将来世代へと繋がる公共のパーツの新産業
- #ベンチャー型事業継承
- #バイク
- #自転車
- #クラブDJ
- #中国
- #鶴橋
- #卓球
村井 基輝 さんの
学びのキーワード
村井 基輝 さんのココに学びたい
- 業界の常識、慣習を打ち破る!
先代のネットワーク、培った資産は
そのまま活用させてもらう。 - 日本の部品のデータベースを独自に創る
バイク部品はグーグルで検索不可。 - 「君はどう思うんや?」
松下幸之助の言葉、ここに大きなヒントが!
会得のヒント
人と人をつなげることが大切、
コミュニティがビジネスになる。
クラブやカフェも、音楽も、SNSも、
コミュニティを提供する場だ。
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
人生観を変えた母と弟の死。
村井は、母親を中学生の時に亡くしている。
母の死をきっかけに自身何かに没頭したいと卓球を始め高校では優秀な成績を収めた。
また自身がクラブDJで活躍している時に弟を亡くした。
弟の死はあまりに突然で、自身の死生観に大きな影響を与えた。
「人は死ぬ。だから、がむしゃらに、全力でやらないと後悔する」
そして、ベンチャーの起業に参画し、大手キャピタルからも多額の出資を得て
朝から深夜までとにかく働いた! -
成し遂げたこと
家業を引き継ぎ、さらに別のビジネスモデルでもう一つ会社を創業。
父から引継いだ家業は社員5人の部品卸商、
それがバイクと自転車のB to B通販市場ではトップシェアとなり、社員数は100人を超え、
取り扱い部品点数・数10万点、自社ブランド商品も提供し、
アジアのマーケットを視野に入れる規模にまで成長させた。
法人顧客は国内のバイク販売店の8割のシェア、クルマ・自転車店を含めると8万社に及ぶ。
国内バイク業界は斜陽産業かもしれないが、海外に目を向ければ、まだまだ成長産業。
村井の目は確実に世界に向いている。
村井 基輝さんの秘密に迫るキーワード
-
1
創業の祖父母、それを繋いでくれた父に感謝。
- ● 人を使うコツ!おばあちゃんの1000円がルーツ
- ● ベンチャーキャピタリストよりすぐそばに家業があり、父がいた
-
2
卓球の経験、クラブDJの経験、ベンチャー企業の経験。
- ● 自分の戦える場所を探す
- ● アレンジし組み合わせることで新しいものが生まれる。リミックス
- ● 朝から深夜まで仕事漬けの日々
-
3
MaaS(Mobility as a service)で不動産価格が変わる?!
- ● キックボード、ミニカー、車いす 新しいモビリティを創出する
- ● 道路交通法、このままでいいのか!世界は大きく動き出している
-
4
本を読んで劣等感から解放される。
- ● 中村天風・松下幸之助・稲盛和夫・船井幸雄 共通点がいっぱい!
- ● 社員にちょっとアドバイスする前にも専門書を読んでから
-
5
常にメンターを5人持つ。
- ● 常に面白い人に興味を持ち、すぐそばに行ってみる、話を聞いてみる
- ● その人を分解して、その人のいいところを学ばせてもらう
村井 基輝 さんの哲学
行動し、継続し、そしてPDCA。
とにかくまず行動すること!
思うだけでは何も始まらず、その行動を続けてこそ
その先がある。

Profile
村井 基輝(むらい・もとき)
- 1974年
東京都足立区生まれ
高校時代卓球選手としてスポーツ推薦で
大学を目指すも叶わず断念。
コンピュータ専門学校で学びながら、
有名クラブで活躍するDJとなる。
大手ベンチャーキャピタルから出資を受け
ITベンチャーで役員を経験した後、
祖父の代から続く家業の部品販売会社・
株式会社日本モーターパーツ入社。 - 2005年
ベンチャー型事業承継として、
株式会社カスタムジャパンを創業。
Recommend

株式会社ガーデンバール&
コーヒージャパン
代表取締役
株式会社メイン・キャスト
代表取締役
協同組合
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代表理事
山﨑 紀文さま
推薦人さまからひと言
私の知る経営者の中でも、ひときわ目立つ「経営を楽しむタイプ」の村井社長。
1954年創業者・村井吉夫の企業精神を継承しながらも、常に変化を恐れず果敢に攻める「ベンチャー型事業承継」の第一人者であり、見事に企業成長され結果を残す。
その様は今後も日本を代表する経済人として目がはなせません。引き続き暴れ倒してください。
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
「ベンチャー型事業承継」と言う言葉を生み出し、あちこちの大学で、中小企業の後継ぎ候補生たちにその面白さを伝えている。しかも見据えているのは、単なる部品のWEB販売業ではなく、その先の先、世界のモビリティを考えている。事業を始めて学んだ中国語を駆使して海外展開も積極的だ。

こんな方にはぜひお薦めです
- やや古臭い事業だと感じている親の会社を引継ぐ、後継者
- 現在の自社の資産を活かしてどんな新事業を展開できるか、模索中の経営者