手漉き和紙産業を革新に導き、
新しい伝統を、未来へ繋ぐ。
挑戦し続ける、世界の和紙作家。
株式会社 堀木エリ子&アソシエイツ代表取締役
堀木 エリ子 さんに学ぶ
所在地京都府京都市
社長の事業定義
伝統と革新の挑戦業
- #和紙
- #伝統産業
- #建築インテリア
- #サントリー響
- #バカラ
堀木 エリ子 さんの
学びのキーワード
堀木 エリ子 さんのココに学びたい
- 「好きを仕事に」ではなく、「仕事を好きに!」
「仕事が趣味でなぜ悪い」 - 相談した人全員が「そんなことできる訳がない」と言った。
なぜ、なぜ、なぜと考えて、「やってみる」 - 「死に様は選べない」でも「生き様は選べる」
どう生きるかは日々自分で選ぶと強く心に決めた。
会得のヒント
迷ったら、悩んだら「原点」に戻る、
そして、そのコトの本質を考える。そこから革新が生まれる。
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
自分の命に向き合って見えてきたこと。
2000年、癌が見つかった。患部全摘出の開腹手術を選択。
医師からは最悪の場合のことも言われた。仕事の予定はびっしり!
悩み、しばらく落ち込んだが、遺書を書くことにした。
もしものことも考え、公正証書として残すため弁護士を立て、真剣に取り組んだ。
一番大事なことは、自分のことではなく仕事の後始末。
進行途中の作品をどうチェックしてどう進行させればいいのか、過去の作品をどう次世代に残すのか。
細かく書き、取り組んできた仕事を継いでいけるようにした。
書き進めるうちに、自分がやらなければならないことがどんどん具体的に見えてきた。
「とにかく生きなくては!」と強く念じた。
そしてその後3年以内に、遺書に書いたことをすべて実現した。 -
成し遂げたこと
挑戦してきた軌跡。
巨大な和紙は、特許取得の独自製法で
最大12m×3mまで1枚で漉きあげることができる。
また、立体紙漉きの特許も持つ。
「卵を創りたい」という依頼から始まり、骨組みなしの立体和紙が出来上がる。
「お茶室を創って」という依頼から、巨大な継ぎ目のない和紙が生まれた。
2000年ドイツ・ハノーバー万博開催1年前には、
和紙で実際に走る自動車(タイヤとモーター以外すべて和紙)を
作ることを依頼され、もちろん実現させた。
アクリル板に和紙を貼り破れない和紙をつくり、
消防法の規制にあう防炎認定の和紙もつくった。
常に新しいもの、難しいと言われるもの、誰も取組んでいないことに挑戦する。
それが彼女の、仕事の流儀。
堀木 エリ子 さんの秘密に迫るキーワード
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1
時代の要望に応える。
- ● 相手の要望に対して期待以上の形で応える。「流石」を目指す
- ● 日々小さな挑戦を続け、常に前例にないことを繰り返していく
- ● 固定概念を捨てる。(燃えない和紙、破れない和紙、汚れない和紙等)
-
2
夢は語らないと実現しない。
- ● 不思議なことに、自ら目指す方向を言葉にすると、自然とその通りになっていく
- ● 夢の実現には必ず誰かの応援が必要、でも利他の思いがないと応援者は現れない
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3
できるかできないかではなく、「できる」でしか考えない。
- ● 考えた後はとにかく行動。できる前提なら「できる」という結果にしかならない
- ● 「無知」は財産。試してみること。そして革新が生まれる
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4
長身、黒のパンツスーツ「宝塚男役スターの堀木さん」はなぜ?
- ● 仕事では女性であることを過剰に意識しない
- ● 長靴から地下足袋まで、和紙の工房から建築の工事現場まで
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5
日本独自の美意識、精神性を根底にしたモノづくり。
- ● 1500年続く職人の精神性を理解し、次世代へ繋ぐ
- ● 和紙という伝統産業を通じて、世界へ自身の挑戦を伝える
堀木 エリ子 さんの哲学
人生で大切なこと。
それは「ご縁」と、
腹の底から湧き上がる「パッション」。
本人に情熱がなければ、
その「ご縁」は広がったり、深まったりしない。
湧き上がる「パッション」で、常に新たなる挑戦をする。
Profile
堀木 エリ子(ほりき・えりこ)
- 1962年
京都市生まれ
高校卒業後、住友銀行入社 - 1987年
呉服問屋の和紙部門SHIMUSを設立
- 2000年
株式会社堀木エリ子&アソシエイツ設立
「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに
2700×2100mmを基本サイズとしたオリジナル和紙を制作
和紙インテリアアートの企画制作から施工までを手掛ける。
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元NHK
エグゼクティブアナウンサー
村上 信夫さま
推薦人さまからひと言
デザインもすれば、紙漉きもすれば、社長もする。長靴も地下足袋もハイヒールも履く。彼女には「出来る」という文字しかないからブレない。「男前」だが、化粧も出来るしファッションも楽しめるし、女に生まれてよかったと、のたまう。チャーミングでもある。ズルイ。
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
彼女は多くの名言!迷言?を創ってきた。話をしていると泉のごとく様々な名言が湧き出てくる。和紙だけではなく、言葉をデザインする名人でもある。時に厳しく激しい、そして生きる力に溢れたその言霊に触れ、彼女の世界に引き込まれてみてほしい。
こんな方にはぜひお薦めです
- 女性起業家、何かを始めようと考えている女性その覚悟と志を聴こう!
- できるかどうか悩んでいる人、なかなか挑戦できない人きっかけを創ろう