「日本と世界の架け橋になる」
使命感を基軸に”おもてなし”を磨き、
業界常識にとらわれない、情熱の経営者。
道頓堀ホテルグループ 株式会社 王宮専務取締役
橋本 明元 さんに学ぶ
所在地大阪府大阪市
社長の事業定義
日本と世界の架け橋業
- #新卒採用
- #インバウンド
- #ホテル
橋本 明元 さんの
学びのキーワード
橋本 明元 さんのココに学びたい
- 「人のために尽くす事のできる人、募集」
この言葉に導かれるように、他社に就職。 - 部屋を売るのではない!心に残る日本の思い出を売るのだ!
- 今の若者の方が、
昔に比べて社会への貢献意識は絶対に高い。
会得のヒント
社員が幸せでないと経営している意味はない。
顧客満足は社員満足のため!
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
育ててもらったことへの感謝、
そして、自身の誇りと使命への気づき。創業者の祖父は中国人で、14歳の時に日本に来て
丁稚から身を起こし、苦労して道頓堀ホテルを創業した。
橋本氏が社会人2年目の時に、家族で祖父の故郷中国・揚州へ行き、
そのあまりの貧しさに驚くとともに、自身の経営者としての基礎になったという。
中国人の血が流れているという事で、過去には嫌な思い出も多い。
しかし祖父の故郷を訪れ、初めて中国人の血が入っている事、
華僑であることに誇りを感じた。
そして日本と世界の架け橋になるために生まれてきたのだと気づくことができた。 -
成し遂げたこと
道頓堀ホテルグループは、
その成長の過程で様々な賞を受賞してきた。● 「先進的モデル企業」認定・経済産業省(平成24年)
● 「感性サービス選」認定・近畿経済産省(平成24年)
● 「がんばる中小企業全国300社」認定・経済産業省(平成25年)
● 「国際かけはし賞」ホワイト企業大賞受賞・ホワイト企業大賞企画委員会(平成28年)
● 「関西経営品質賞シルバー賞」関西経営品質協議会(平成28年)
● 「関西経営品質賞ゴールド賞」関西経営品質協議会(平成29年)
そして平成30年には、
第8回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞・審査委員会特別賞を受賞した。
特にこの「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞は、
人を大切にする経営を行っている会社であると認められた事。
橋本改革がここに認められたと言える。
橋本明元さんを紐解くキーワード
何事にも本気で、常識にとらわれない
仲間たちをとことん信じて、力を合わせる。
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1
やらされ感漂う社風を改善するために。まずやった事。
- ● 経営理念の策定
- ● 社員と共有できる使命感を定める
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2
新卒採用へのこだわり。5回の採用選考会を潜り抜けるその人材とは。
- ● 70分間しゃべりっぱなしの会社説明会。ドン引きする人と引き込まれる人
- ● 当社の新人は、帝国ホテルやリーガロイヤルにでも行けるような人材です!
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3
固定概念があるようではダメなんです。
- ● 中途採用でもホテル経験者は入れない。そうでないと新しいサービスは出てこない
- ● 業界の常識にとらわれない「おもてなし」で勝負する
- ● 価格競争ではない、他のホテルと違う土俵で戦う
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4
あったらいいなのサービス。そのための権限移譲と教育制度。
- ● 20万円までなら社員が自由に使える経費制度
- ● 社員もアルバイトも参加する数多くの勉強会や合宿
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5
本気の清掃活動。
- ● 地域活動としての周辺ゴミ拾い。社員にきれいな道を通って通勤して欲しい
- ● 宴会場をこっそりと掃除。その後社長が加わり、社員が加わってくれる
- ● イエローハットの鍵山相談役が宿泊、帰りには部屋を掃除して帰られた
橋本 明元 さんの哲学
選択するときは、あえて厳しい道を選ぶ。
「このままでは自分がダメになる」
常に本気でこの言葉を自分自身に投げかけ、
より厳しい道を選ぶ人だ。
大学で体育会を選んで、より厳しい状況に身を置いたのも、
社長の息子だからという理由で親の会社に入社することを拒んだことも、せっかく戻ってきた会社で自身の考え方を試すために留学したこともビジネスホテルからインバウンド特化へ舵をを切った時も、全て、自分自身への厳しい問いかけをして、あえて難しい道を選ぶ。そしてその際に、しっかり考えぬいた戦略があることで、
具体的な戦術も活きる。
Profile
橋本 明元(はしもと・みんげん)
- 1975年
大阪市生まれ
- 1998年
同志社大学卒業、川村義肢入社
- 2001年
株式会社王宮入社
- 2002年
上海大学国際交流学院留学
その後シャングリ・ラ・ホテル青島などで勤務 - 2007年
株式会社王宮再入社
- 2012年
専務取締役就任
Recommend
株式会社メリックス
代表取締役社長
岩永 弘志さま
推薦人さまからひと言
海外のお客さまに温かい真心をもって接して日本の良さを伝えられています。
「日本と世界の架け橋に」を使命とされる素晴らしい経営者です。
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
お爺さまの創業された事業を3代目として継承している橋本専務ですが、単に同じ事業を引き継いできたわけではなく、そこには大きな苦労を伴った大きな改革、変革がありました。
こんな方にはぜひお薦めです
- 兄弟で事業を経営している人お互い担当を明確にして社員に余計な気を使わせない
- 新商品、新事業、新業態を考えている経営者固定概念にとらわれない発想をするには